化学辞典 第2版 「ピリミジンヌクレオシド」の解説
ピリミジンヌクレオシド
ピリミジンヌクレオシド
pyrimidine nucleoside
ピリミジン塩基と糖類のグリコシド結合した化合物をいう.シチジン,チミジン,ウリジンなどはこれに含まれる.ピリミジンとリボースあるいは2′-デオキシリボースの縮合した,いわゆるリボヌクレオシドあるいはデオキシリボヌクレオシドは核酸の構成成分として,また補酵素の成分として生体内に広く存在する.ピリミジンヌクレオシドはヒドラジンにより分解されるので,この方法はプリンヌクレオシドと区別するのによく用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報