化学辞典 第2版 「リボヌクレオシド」の解説
リボヌクレオシド
リボヌクレオシド
ribonucleoside
ヌクレオシドのうち,糖部分がD-リボースのものの総称.通常,プリン塩基の9位あるいはピリミジン塩基の1位でβ結合している.天然に存在するおもなものは,塩基部分がアデニン,グアニン,シトシン,ウラシルである,アデノシン,グアノシン,シチジン,ウリジンとよばれる.これらはRNAの主要構成成分であるが,微量成分として,チミン塩基を含むリボシルチミン(チミジン)や炭素-炭素結合をもつプソイドウリジンCがtRNAから見いだされ,これらもリボヌクレオシドの一種として含めることがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報