日本大百科全書(ニッポニカ) 「フィッツ・ロイ山」の意味・わかりやすい解説 フィッツ・ロイ山ふぃっつろいさんMonte Fitz Roy 南アメリカ南部、南緯49度30分のアンデス山脈中にある山。チリとの国境に近いアルゼンチン領内に位置し、チャルテル山ともよばれる。標高3375メートルで周囲の山々に比べとくに高くはないが、過去の氷河によって削られた多数のとがった岩峰が奇観を呈し、南部アンデスの代表的山岳として知られている。中生代の地層に貫入した花崗(かこう)岩類よりなる。アルゼンチンの氷河(ロス・グラシアレス)国立公園の一部をなす。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例