20世紀西洋人名事典 「フィリップエリヤ」の解説
フィリップ エリヤ
Philippe Hériat
1893 - 1971
フランスの小説家,劇作家。
パリ生まれ。
本名レーモン・ジェラール・パジェル。
最初は映画に関係し、俳優として多く出演。ブルジョワ社会を題材に、1930年代の代表的な記録小説家で、処女作「無実の男」(’31年)はルノードー賞を受賞。その他の作品にゴンクール賞を受賞した「だだっ子たち」(’39年)、アカデミー・フランセーズの小説大賞を得た「ブーサルデル家」(’47年)がある。劇作としては、「喪の結婚」(’53年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報