20世紀西洋人名事典 「フィリップワイリー」の解説
フィリップ ワイリー
Phhilip Wylie
1902 - 1971
米国の作家。
1930年代に「闘士」(’30年)と「地球さいごの日」(共著、’34年)で、パルプ雑誌以外でSFを発表した当時の少ない米国作家の一人となる。SF映画の為の脚本を書き、内一本「透明人間」はウェルズとともに、彼自身の「見えない殺人者」(’31年)に基づいている。又、核戦争に対する民間防衛もの「明日」(’54年)、「勝利」(’63年)を書き、反公害小説「夢の終わり」(’72年)が死後に出版された。代表作は「フィンリー・レン」(’34年)、痛烈な社会批評の書「毒ヘビ世代」(’42年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報