20世紀西洋人名事典 「フィーリョアドニアス」の解説
フィーリョ アドニアス
Aguiar Filho Adonias
1915 -
ブラジルの作家。
バイーア生まれ。
第二次世界大戦後のブラジル文学を代表する。省略の多い、詩的な強さを備えた文体と、悪夢のような血なまぐさい暴力的な雰囲気はしばしばドストエフスキーやフォークナーと比較される。国立図書館長、国立出版研究所長を歴任。代表作は小説「死の従僕」(1946年)、「四人の老婆」(’75年)、評論「三十年代のブラジルの小説」(’69年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報