20世紀西洋人名事典 「フェリックスキャンデラ」の解説
フェリックス キャンデラ
Félix Candela
1910.1.27 -
米国の建築家。
スペイン出身。
スペイン出身の建築家で、トローハの影響でシェル構造に興味を持つ。内乱で人民戦線派として戦いメキシコへ亡命、弟のアントニオと建築事務所を開設。メキシコ大学の放射線パヴィリオン(1951年)で双曲抛物面のシェル構造を採用し名声を得た。メキシコ・シティのヴィルヘン・ミラグローサ聖堂(’54〜55年)ではわずか4センチの厚さのシェルを使用し、独創的なシェル構造と美しい形態の結合に卓越した才能を発揮した。’78年米国に帰化。メキシコ・シティの株式取引所(’55年)、ソチミルコのレストラン(’57〜58年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報