20世紀西洋人名事典 「フェルナンドウィダール」の解説
フェルナンド ウィダール
Georges Fernand Isidor Widal
1862.3.9 - 1929.1.14
フランスの臨床医,細菌学者。
アルジェリアのデリス生まれ。
パリに出て、医学をルーおよびメチニコフに師事する。1895年パリ大学病理学内科学教授。腎病理学のパイオニアとして知られる。翌年、チフス患者の多くは発病後2週以後その血清中に凝集素が現れることを知り、腸チフス、パラチフスの血清診断(ヴィダル反応)を考案した。また、腎臓の病理学、浮腫、過敏症などの研究をした。フランス科学アカデミー、フランス医学アカデミーの会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報