ふとん乾燥機(読み)ふとんかんそうき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寝具を温風で乾燥する機具。6~10枚のふとんを乾燥庫に入れて乾燥を行う大形の装置もあるが、家庭用としては、一組(敷きぶとん、掛けぶとん)ずつのふとんの乾燥を行う。家庭におけるふとんの乾燥は、従来天日によって行われていたが、都会での建物の高層化、過密化、共働き家庭の増加などの社会的背景や、雪国での冬季のふとん干しができないなどの自然条件により、時間や天候に左右されず、いつでも簡単にふとんの乾燥が行える家庭用のふとん乾燥機が要望され、1977年(昭和52)につくられ、急速に普及した。その装置は、温風を発生する本体と、ふとんの間に入れるエアマット(ナイロンの織物からつくられた通気性をもつ袋)と、本体とエアマットをつなぐ自在に曲がるホースから構成されている。本体に組み込まれた送風機とヒーターで温風を発生させ、ホースを通してエアマットの中に温風を送り込み、温風の圧力でふとんの間に空間を形成しながらエアマットの全面から温風を吹き出し、ふとんの中に含まれている水分を大気中に放散させて乾燥する。本体にはタイムスイッチがついており、ふとんの湿りぐあいに応じて乾燥時間をセットできる。消費電力は500~700ワット。エアマットとホースを本体に収納できるものもある。

[後藤完二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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