温風(読み)オンプウ

デジタル大辞泉 「温風」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「温風」の意味・読み・例文・類語

おん‐ぷうヲン‥【温風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 梅雨が明ける、陰暦六月頃に吹く南風。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「温風(オンプウ)(いたる)」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)六月)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕
  3. あたたかみを感じる春の風。季題としては「風あたたかし」で表わす。
    1. [初出の実例]「出て見ると春の日は存外長閑(のどか)で、平気に鬢(びん)を嬲(なぶ)る温風(オンプウ)はいやに人を馬鹿にする」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一二)
  4. 暖房装置などが送り出す、あたたかい風。

うん‐ぷう【温風】

  1. 〘 名詞 〙おんぷう(温風)落葉集(1598)〕

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