現代外国人名録2016 「フランクウィルチェック」の解説
フランク ウィルチェック
Frank Wilczek
- 職業・肩書
- 物理学者 マサチューセッツ工科大学ヘルマン・フェッシュバッハ物理学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1951年5月15日
- 出生地
- ニューヨーク市
- 専門
- 素粒子
- 学歴
- シカゴ大学,プリンストン大学
- 学位
- 博士号(プリンストン大学)
- 資格
- 米国科学アカデミー会員〔1990年〕, 米国芸術科学アカデミー会員〔1993年〕
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔2004年〕
- 経歴
- 1974年プリンストン大学助教授、’78年準教授、’80〜81年、’89年〜2000年教授、1980〜88年カリフォルニア大学サンタバーバラ校物理学教授を経て、2000年マサチューセッツ工科大学ヘルマン・フェッシュバッハ物理学教授。1973年物質を形作る究極の基本粒子“クオーク”同士の間に働く強い力を理論的に解析。近づくほど結合力が弱まる一方、離れるほど強く引き合う“漸近的自由”という性質があることを発見。この成果がクオーク間に働く力を説明する“量子色力学”を生み、物質の成り立ちを説明する素粒子の標準理論の確立につながった。2004年これらの業績により、カリフォルニア工科大学デービッド・ポリツァー教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のデービッド・グロス教授とともにノーベル物理学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報