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量子色力学 りょうしいろりきがく quantum chromodynamics

翻訳|quantum chromodynamics

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

量子色力学
りょうしいろりきがく
quantum chromodynamics

クォークから強い相互作用をする粒子 (→ハドロン ) を構成し,その力学を記述するために提唱されたくりこみ可能な場の理論QCDと略称される。色と名づけられた量子数 (赤,青,緑) を導入し,異なる色をもつ3組のクォークが存在すると仮定する。

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知恵蔵2015の解説

量子色力学

強い力の理論。クオークが3つ集まって陽子や中性子をつくっていることなどをうまく説明する。各クオークがもてる自由度の比喩として「赤」「青」「緑」という3つの「色」を考える。陽子や中性子は、3「色」が混ざり合い、「白」になって安定している。クオーク間には「色」の場があり、それを担うのがグルーオン(糊の粒子)。グルーオン自身も「色」をもつ。クオークはグルーオンをやりとりし、「色」を変えながら結びつく。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

りょうしいろ‐りきがく〔リヤウシいろ‐〕【量子色力学】

素粒子物理学における、強い相互作用を説明する基本理論。陽子や中性子などのハドロンは、クオーク反クオーク、およびクオーク同士を結びつけるグルオンにより構成される。クオークは直接観測にかからない色荷カラーチャージ)とよばれる自由度をもち、グルオンが媒介する力である強い相互作用は、これらの色の間にはたらく。量子色力学色の自由度についての対称性から導かれるゲージ理論として構築された。南部陽一郎は同理論に関する先駆的研究を行った一人として知られる。QCD(quantum chromodynamics)。

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百科事典マイペディアの解説

量子色力学【りょうしいろりきがく】

QCD(quantum chromodynamics)とも。素粒子の強い相互作用(相互作用)の理論。量子色力学によればクォークは色(color)とよばれる自由度をもつが,グルーオンがこの色の間に作用し,グルーオンを媒介として力が働くとして強い相互作用を説明する。

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大辞林 第三版の解説

りょうしいろりきがく【量子色力学】

素粒子の強い相互作用をクオークの「色」と呼ばれる量子状態の間に働く力として扱う理論。「色」の場のゲージ粒子グルオンによって媒介される力は、クオークが遠距離にあるときは強く、接近するときは弱いという特徴的な性質をもち、クオークが単独に出現することを妨げる(クオークの閉じ込め)。 → クオーク

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の量子色力学の言及

【素粒子】より

…そして観測にかかるのは白色,すなわちハドロンだけであると仮定すれば,クォークが単独では外に出てこないことの説明がつくのである。この目的にかなう理論が量子色力学と呼ばれるもので,クォークどうしは,カラーをもったグルオン(膠着子)と呼ばれる粒子を交換することによって生ずる強い力で結びついていると考えられている。
【ワインバーグ=サラムの理論とW±,Z粒子】
 いままで主として強い相互作用について述べてきたが,最後に弱い相互作用と電磁相互作用について考えてみよう。…

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