20世紀西洋人名事典 の解説
フランク・ハイネマン ナイト
Frank Hyneman Knight
1885.11.7 - 1972.4.15
米国の経済学者。
元・シカゴ大学教授,元・アメリカ経済学会会長。
イリノイ州生まれ。
コーネル大学大学院で学んだ後、1922年アイオワ大学教授、’28年にシカゴ大学教授を歴任。シカゴ学派およびアメリカの理論経済学の創始者で、主著「危険・不確実性および利潤」(’21年)で、危険、不確実性が経済活動で果たす役割を重視、利潤の原因を不確実性に求める理論を主張。また、限界収益均等化の理論を確立し、教科書「経済組織」(’33年)にまとめ、後世に大きな影響を与えた。弟子達からノーベル経済学賞を受賞するなどの逸材が多数出た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報