20世紀西洋人名事典 「フランシスグリューベル」の解説
フランシス グリューベル
Francis Gruber
1912.3.15 - 1948.12.1
フランスの画家。
ナンシー(フランス)生まれ。
身体が弱かったため、正規の学校教育は受けていないものの、デッサンの才能を早い時期から示す。パリに行き、ビシェール、ブラックと出会い、1928年アカデミースカンディナーヴでフリエスに師事。’30年サロン・ドトンヌで業績を残し、’42年アカフェミー・ランソンの教授となるが、病気がちでちで、一時期で退く。荒々しさを持つ、表現主義的な作風を持つが、晩年は幻想的なイメージが加味された。’47年国民大賞受賞。代表的作品に「赤いチョッキの裸婦」(’44年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報