20世紀西洋人名事典 「フランソアマレ・ジョリ」の解説
フランソア マレ・ジョリ
Françoise Mallet-Joris
1930 -
ベルギーの作家。
アメリカ、フランスで学び、詩集を発表。その後、19歳から小説に転じ、「修道女の城壁」(1951年)で超自然的、激しい情熱を古典的で冷ややかなタッチで描く。「天上の帝国」(’58年)でフェミナ賞を受賞。宗教的苦悩を描く「前兆と奇跡」(’66年)では内面的激情が高く評価される。エッセイ「神の家」(70年)はベストセラーとなる。同年ゴンクール賞選考委員に選出される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報