現代外国人名録2016 「フランソワピノー」の解説
フランソワ ピノー
François Pinault
- 職業・肩書
- 実業家,美術収集家 ケリング創業者
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1936年8月21日
- 出生地
- ブルターニュ
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章
- 経歴
- 1963年材木業を創業。その後事業を拡大、多角化し、破綻会社の再建事業などを手掛ける。’92年持ち株会社アルテミスを設立。同年小売業プランタンの株式の過半数を取得し、プランタン・ルドゥートと合併、プランタン、グッチ、イヴ・サン・ローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタなどを傘下に持つヨーロッパ流通最大手、ピノー・プランタン・ルドゥート(PPR)を創設。2005年息子がCEO(最高経営責任者)となり、2007年スポーツメーカーのプーマを買収。2009年非中核事業の化粧品事業、2011年には通信販売業を切り離す。2013年PPRはケリング(Kering)に社名変更。この間、1993年シャトー・ラトゥール・ワイナリーを、’98年には美術品の競売会社クリスティーズを傘下に収める。一方、フランスの美術品、家具、現代美術の収集家としても知られ、2007年パリ南西部セーヌ川のスガン島に安藤忠雄の設計による世界級の現代美術館“ピノー美術館”を、2009年にはイタリア・ベネチアに“プンタ・デラ・ドガーナ”を建設。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報