20世紀西洋人名事典 「フランソワーズサガン」の解説
フランソワーズ サガン
Francoise Sagan
1935.6.21 -
フランスの小説家。
ドルドーニュ地方生まれ。
本名フランソアーズ クアレズ。
ソルボンヌ大学在学中「悲しみよ今日は」(1954年)を発表し、’54年度批評家賞を受賞し、一躍ベストセラー作家となる。2作目「ある微笑」(’56年)も好評を博し、ベストセラーとなる。繊細な心理描写を得意とし、文体は美しく簡潔な筆致で描き、’70年代からは凝った文のつくりが加わり、作家としての成熟がうかがわれる。’58年出版会社社長と結婚するが、’60年離婚する。他の作品に「ブラームスはお好き」(’59年)、「スウェーデンの城」(’60年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報