ふりかけ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ふりかけ
ふりかけ

ご飯などにふりかけて食べる粒子あるいは粉末状の食品。ご飯にかけるものとしては、ごま塩、もみ海苔(のり)、削りかつお、でんぶなどが古くから利用されている。しかし、ふりかけが広く一般的になったのは加工食品として商品化されてからのことである。第二次世界大戦前に「是(これ)はうまい」の商品名でかつお節、ごま、海苔を配合したものが出回った。1961年(昭和36)に発売された「のりたま」(卵、海苔、調味料)が流行し、これを契機に数多くのふりかけが子供向けを中心に商品化された。市販のものは袋入りの手軽なものと、手作りに近い佃煮(つくだに)風のものとがある。袋入りのものは魚粉、大豆タンパク、海苔、昆布、ごま、ゆかり、あられ、食塩、うま味調味料などが配合されている。後者の佃煮風のものはでんぶ状のものに海苔、昆布、ごまなどを配合したものが多い。ふりかけはご飯を食べやすくするため、子供や少食の高齢者によく使われる。魚粉やごま、海苔などはカルシウム源になるが、一般的に食塩のとりすぎや、副食の少ない食事になりやすい点が問題である。[河野友美・大滝 緑]
『日本ふりかけ懇話会・熊谷真菜著『ふりかけ――日本の食と思想』(2001・学陽書房) ▽幕内秀夫著『ふりかけ101――いちばん身近でおいしい粗食』(2004・学習研究社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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