コンテナ専用の特急列車輸送サービスのこと。イギリス国鉄(1994~1997年、分割・民営化された)が出資したフレートライナー運輸会社が1968年に設立され、サービスを開始したのが最初である。一般の海上コンテナ(20フィート=6.1メートル、および40フィートの長さのもの)の陸上輸送を鉄道に誘致するため専用列車を営業した。また鉄道自身も、外航海運会社と連携して内陸各都市との貨物速達サービスをするために、30フィートの専用コンテナを開発した。日本でも、コンテナ化を1958年(昭和33)から始め、1969年にフレートライナーという名称で、主として20フィートコンテナによる速達サービスを東京―大阪間で開始した。その後、東京―北海道、大阪―北海道間などの長距離直通サービスを続けている。2012年(平成24)の時点では、40フィートの海上コンテナ輸送も行っている。
[西尾源太郎・佐藤芳彦]
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