化学辞典 第2版 「ブラジリン」の解説
ブラジリン
ブラジリン
brazilin
C16H14O5(286.27).マメ科スオウBrazilwoodやCaesalpiniasappanの心材から抽出される天然赤色染料.合成および光学分割もされている.黄色の結晶.(+)-ブラジリンは融点250 ℃.+121.5°(メタノール).エタノール,エーテルに可溶.アルカリに溶けて深紅色を呈するが,空気中,光で橙色に変色する.染料および酸塩基指示薬(pH 5.8,オレンジ→7.7,紫)として使用される.[CAS 474-07-7]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報