ぶら下がる(読み)ブラサガル

デジタル大辞泉 「ぶら下がる」の意味・読み・例文・類語

ぶら‐さが・る【ぶら下がる】

[動ラ五(四)]
ぶらりと垂れ下がる。つりさがる。また、それに似た状態で、物に取り付いてつかまる。「天井から電灯が―・る」「吊革に―・る」
手に入りそうな状態にある。「目の前にチャンスが―・っている」
他人に頼りきる。「人に―・って生きる」
[類語]下がる垂れるしだれる垂れ下がる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶら下がる」の意味・読み・例文・類語

ぶら‐さが・る【ぶら下】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ぶらりとたれさがる。つりさがる。
    1. [初出の実例]「珥とは耳の上へふらさかりたる玉のかざりぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
  3. 目先にちらつく。手のとどくような状態にある。
  4. ( 「お目にかかる」の「かかる」を「ぶらさがる」に変え、しゃれていう語 ) 対面する。会う。
    1. [初出の実例]「四五日お目にぶらさがらぬ」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)中)
  5. まったくたよる。他人にたよりきる。よりかかる。
    1. [初出の実例]「取次して進ずべしと、懇なる詞にぶらさがり」(出典:浮世草子・諸道聴耳世間猿(1766)一)

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