デジタル大辞泉 「下がる」の意味・読み・例文・類語
さが・る【下がる】
1
㋐物の上端が固定され、他の端が下へ向かう。たれさがる。ぶらさがる。「棚からヘチマが―・っている」「つららが―・る」
㋑物の一端が他の端よりも下へ向かう。垂れる。「目尻が―・る」「―・ったまゆ」
2 高い所・位置から低い所・位置へ移る。位置が下の方になる。「ダムの水位が―・る」「地盤が―・る」「靴下が―・る」⇔上がる。
3 今までよりも低い段階に移る。低下する。
㋐位・階級が低くなる。等級・順序などが下の方になる。「地位が―・る」「ランクが―・る」⇔上がる。
㋑価値・値段・評価などが低くなる。「人気が―・る」「業績が―・る」「質が―・る」「物価が―・る」⇔上がる。
㋒力・技量・働きなどが劣った状態になる。「腕が―・る」「能率が―・る」⇔上がる。
㋓程度・度合いが低くなる。「気温が―・る」「熱が―・る」⇔上がる。
4
㋐身分の高い人の前から退出する。「御前を―・る」
㋑公的な場所や主人のいる所などから退く。「控室に―・って待つ」「奉公人が宿に―・る」
㋒《内裏のあった北と反対の方向へ行くところから》京都で、南へ行く。⇔上がる。
5 官庁などから金銭や許可などが与えられる。下付される。おりる。「恩給が―・る」「旅券が―・る」
6 後ろへ移動する。後ろへ退く。「白線の内側まで―・ってお待ち下さい」
7 時が移る。時が過ぎる。「時代が―・って明治となる」
「昼少し―・る頃より雨となッて」〈二葉亭・浮雲〉
8 遅れる。落伍する。
「―・らう者をば弓の
[可能]さがれる
[類語](1)掛かる・垂れる・