ブリュージュ歴史地区(読み)ブリュージュれきしちく

世界遺産詳解 「ブリュージュ歴史地区」の解説

ブリュージュれきしちく【ブリュージュ歴史地区】

2000年に登録されたベルギーの世界遺産(文化遺産)で、中世に海洋交易による商業都市として繁栄した、西フランドル州州都。オランダ語で「ブルッヘ(橋)」というように、50以上の橋が運河にかかり、赤レンガの家屋が並ぶことから、「北の小ベニス」とも呼ばれる。中世には、カリヨン(組み鐘)がある鐘楼教会などの建築物が建造された。また、ヤン・ヴァン・エイクやハンス・メムリンクなどのフランドル派画家も輩出した。その歴史的な重要性がきわめて顕著なことから、世界遺産に登録された。対象区域内にはほかの2つの世界遺産、「フランドル地方のベギン会修道院」と「ベルギーとフランスの鐘楼群」に登録されている物件も含んでいる。◇英名はHistoric Centre of Brugge

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android