2000年に登録されたベルギーの世界遺産(文化遺産)で、中世に海洋交易による商業都市として繁栄した、西フランドル州の州都。オランダ語で「ブルッヘ(橋)」というように、50以上の橋が運河にかかり、赤レンガの家屋が並ぶことから、「北の小ベニス」とも呼ばれる。中世には、カリヨン(組み鐘)がある鐘楼や教会などの建築物が建造された。また、ヤン・ヴァン・エイクやハンス・メムリンクなどのフランドル派の画家も輩出した。その歴史的な重要性がきわめて顕著なことから、世界遺産に登録された。対象区域内にはほかの2つの世界遺産、「フランドル地方のベギン会修道院」と「ベルギーとフランスの鐘楼群」に登録されている物件も含んでいる。◇英名はHistoric Centre of Brugge