ブルークローバー(読み)ぶるーくろーばー(英語表記)blue clover

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルークローバー」の意味・わかりやすい解説

ブルークローバー
ぶるーくろーばー
blue clover
[学] Parochetus communis Buch-Ham. ex D.Don.

マメ科(APG分類:マメ科)の半耐寒性多年草。東アフリカ、アジア、ヒマラヤの涼しい地域に分布し、1属1種。属名のパロケタスの名でよばれることもある。茎は細くて地面をはい、よく枝分れして広がり、節から発根してはびこる。葉は3枚の小葉からなる。葉形がクローバーに似ており、花色がブルーなのでブルークローバーの名がある。花は径1.5センチメートル前後の蝶形花(ちょうけいか)で、1花または散形花序に2、3花をつける。ロック・ガーデンなど、日当りのよい、湿った場所に植えるほか、鉢植えもできる。繁殖株分け挿芽による。夏期の高温多湿を嫌う。

[植村猶行 2019年11月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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