ブルースターの角(読み)ブルースターのかく(その他表記)Brewster's angle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルースターの角」の意味・わかりやすい解説

ブルースターの角
ブルースターのかく
Brewster's angle

偏光角ともいう。屈折率n である物質表面に, tan θ=n の関係を満たすような入射角 θ で光を照射するとき,入射面平行に振動する成分は物質内に 100%透過し,反射光は入射面に垂直に振動する完全な直線偏光になる。この角 θ を発見者 D.ブルースターにちなんでブルースターの角という。それ以外の入射角のときは,反射光は一般に多少偏光を含む部分偏光になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android