ブレークスルー感染(読み)ブレークスルーカンセン

デジタル大辞泉 「ブレークスルー感染」の意味・読み・例文・類語

ブレークスルー‐かんせん【ブレークスルー感染】

抗真菌薬の投与中に新たな真菌感染症発症すること。抗真菌薬を投与したにもかかわらず、抗菌スペクトルに含まれない菌が存在した場合に生じる。
あるウイルスに対するワクチン接種をしたにもかかわらず、そのウイルスに感染してしまうこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「ブレークスルー感染」の解説

ブレークスルー感染

感染症のワクチン接種完了後に得られた免疫をウイルスが突破し、陽性となる事例新型コロナウイルスでは、変異株デルタ株」での報告が多く、日本でも確認されている。接種後の時間の経過とともに発症や感染を防ぐ効果が低下することや、デルタ株の感染力が強いことが原因とみられている。ワクチンの効果を高めようと、先進国を中心に「ブースター」と呼ばれる当初の規定回数を超える接種を実施したり、検討したりしている国が多い。(共同)

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