ブンノアイト(読み)ぶんのあいと(その他表記)Bunnoite

知恵蔵mini 「ブンノアイト」の解説

ブンノアイト

国立科学博物館と東京大学、愛媛大学の研究グループが2014年に高知県の山中で発見し、同年に国際鉱物学連合新種として提案して承認された鉱物。16年12月には同鉱石の特徴が論文にまとめられ、学術誌に発表されている。日本語名は豊石(ぶんのせき)。同鉱石の名称は6種の新鉱物の発見に貢献するなどの功績で知られ、鉱物標本の収集や整理に尽力してきた鉱物学者の豊遥秋(ぶんのみちあき)博士業績をたたえて命名された。暗緑色で、マンガンアルミニウムケイ素などを主成分とした同鉱石は、新たな結晶構造を持つことも判明している。

(2016-12-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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