ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プティト」の意味・わかりやすい解説
プティト
Petitot, Jean
[没]1691.4.3. ビベイ
スイスのミニアチュール (小型肖像画) 画家。ジュネーブに定住したブルゴーニュの画家一族の一人で,彫刻家フォールの息子。 1633年にパリに行き肖像画を学んだ。 36~41年イングランドのチャールズ1世の宮廷画家として活躍。その後フランスの宮廷画家となり,85年ナントの勅令廃止によって,プロテスタントとして投獄されたが,87年老年と病気のためスイスに帰国を許された。王侯貴族や有名人のミニアチュールを多数描いた。主要作品はロンドンのビクトリア・アンド・アルバート美術館,パリのルーブル美術館などに収蔵されている。
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