プティト(その他表記)Petitot, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プティト」の意味・わかりやすい解説

プティト
Petitot, Jean

[生]1607.7.12. ジュネーブ
[没]1691.4.3. ビベイ
スイスミニアチュール (小型肖像画) 画家。ジュネーブに定住したブルゴーニュの画家一族の一人で,彫刻家フォールの息子。 1633年にパリに行き肖像画を学んだ。 36~41年イングランドのチャールズ1世の宮廷画家として活躍。その後フランスの宮廷画家となり,85年ナントの勅令廃止によって,プロテスタントとして投獄されたが,87年老年と病気のためスイスに帰国を許された。王侯貴族や有名人のミニアチュールを多数描いた。主要作品はロンドンのビクトリア・アンド・アルバート美術館,パリのルーブル美術館などに収蔵されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android