デジタル大辞泉 「プブリコ宮殿」の意味・読み・例文・類語 プブリコ‐きゅうでん【プブリコ宮殿】 《Palazzo Pubblico》イタリア中部、トスカーナ州の都市シエナにあるゴシック様式の宮殿。13世紀から14世紀にかけて建造された。脇に高さ102メートルのマンジャの塔が建つ。現在は市庁舎、およびシモーネ=マルティーニやアンブロージオ=ロレンツェッティなど、シエナ派の絵画を所蔵する市立美術館になっている。1995年、同宮殿やシエナ大聖堂、カンポ広場がある旧市街は「シエナ歴史地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。プッブリコ宮殿。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「プブリコ宮殿」の解説 プブリコきゅうでん【プブリコ宮殿】 イタリア中部、トスカーナ地方の都市シエナ(Siena)の中心部、世界一美しい広場とも賞賛されるカンポ広場にある宮殿。13世紀に建設が始まり、1342年に完成したゴシック様式の美しい宮殿である。現在の宮殿の形は14世紀初めにほぼ完成したといわれている。古くから政庁(市庁舎)として使われてきた建物で、「執権(バーリア)の間」のシエナの画家、マルティーノ・ディ・バルトロメの作品をはじめとして、宮殿内部は華麗なフレスコ画で彩られている。また、宮殿は、現在、「ピナコテカ」(Pinacoteca)と呼ばれる絵画館(美術館)になっている。宮殿の左隣には、高さ102mの中世の塔(マンジャの塔)がそびえている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報