プレハブ住宅(読み)プレハブじゅうたく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレハブ住宅」の意味・わかりやすい解説

プレハブ住宅
プレハブじゅうたく
prefabricated house

建築部材の生産加工,部材の組立てまで,工場で行う住宅。現場作業の工程をできるだけ工場生産に切替え,建築作業の能率精度の向上,費用の低減を目標としている。プレハブとは英語の「あらかじめ組立てる」 prefabricateからきた言葉で,1923年ドイツのバウハウスの乾式構造の実験住宅が最初のものといわれる。乾式構造が日本に紹介されたのは 35年頃であるが,第2次世界大戦後,緊急用コンクリート造労務者住宅が造られ,これがコンクリート造プレハブ住宅に発展,50年頃からブロック造住宅の普及となった。 60年代以降,おもに化学鉄鋼などの建材メーカーらによって開発が行われ,当初は組立住宅と呼んで市販された。またプレハブ住宅の生産戸数はプレキャストコンクリート工法の住宅が主流を占め,なかでも公共住宅の比重が高い。プレキャストコンクリート系住宅に対して木質系,鉄骨系のものを軽量プレハブ,またはハウスプレハブと呼ぶことがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「プレハブ住宅」の意味・わかりやすい解説

プレハブ住宅
ぷれはぶじゅうたく

プレハブ建築

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