普及版 字通 「ヘイ・もち」の読み・字形・画数・意味
常用漢字 15画
(旧字)餠
17画
(異体字)
14画
[字訓] もち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(へい)。〔説文〕五下に「(めんし)なり」とあり、麦粉をまるめ、蒸して作った餠(もち)をいう。〔釈名、釈飲食〕に「餠はなり。を溲(こ)ねて合せしむるなり」とあり、肋骨の連なるを脅というように、合わせて一枚となる意である。すべて餠のように薄く平らかにしたものをいう。
[訓義]
1. もち、むぎもち。
2. もちの形のもの、銀幣を餠金のようにいう。
3. わが国では、もち米の餠をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕餠 モチヒ/索餠 ムギナハ/餠 アン 〔字鏡集〕餠 モチヰ・ムギナハ
[熟語]
餠果▶・餠金▶・餠銀▶・餠子▶・餠師▶・餠▶・餠炙▶・餠食▶・餠茶▶・餠炉▶
[下接語]
花餠・画餠・餠・金餠・香餠・焼餠・蒸餠・餠・湯餠・売餠・麦餠・米餠・炉餠
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報