20世紀西洋人名事典 「ヘルマンズーダーマン」の解説
ヘルマン ズーダーマン
Hermann Sudermann
1857 - 1928
ドイツの作家,劇作家。
メーメル州ハイデクルーク生まれ。
ジャーナリスト、家庭教師を経て文筆活動に入る。小説「憂愁夫人」(1887年)でデビュー、1889年ベルリンで上演された社会劇「名誉」が成功を収め、ハウプトマンと並び称される自然主義を代表する劇作家となる。「ソドムの末路」(1891年)、日本の芸術座でも上演された「故郷」(1893年)等を発表。他方小説は民衆生活を造形力豊かに描き、郷土文学の特徴を持ち「猫橋」(1889年)、「リタウエン物語」(1917年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報