20世紀西洋人名事典 「ヘンリーエー」の解説
ヘンリー エー
Henri Ey
1900 - 1977
フランスの精神医学医。
元・ボンヌバル病院院長。
バニウルス・デル・ザスプル生まれ。
フランスを代表する精神医学者であり、ギロー、クロードらに師事し、精神医学の道を歩む。1933年ボンヌバル病院長となり、’70年に職を退き、故郷に戻るまでこの職にあった。新ジャクソン主義に基礎を置く器質力動論を主張した。また、第二次世界大戦後の世界精神医学会設立にも貢献し、長年その事務総長をつとめた。エー主催の集会「精神医学の進歩」は有能な若き精神科医を数多く育てた。主な著書は「精神医学の研究」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報