20世紀西洋人名事典 「ヘンリーフォード」の解説
ヘンリー フォード
Henry Ford
1863.7.30 - 1947.4.7
米国の実業家。
元・フォード・モータース社長。
ミシガン州スプリングウェルズ生まれ。
農家に生まれ、16才で機械工となる。1887年エジソン電気会社の主任技師となり、1896年には第一号車の製作にとりかかった。1903年フォード・モーター社を設立、’08年「フォードT型モデルT」の開発に成功。自動車組立に初めて大量生産方式を導入し、価格を大幅に引き下げ、’24年には市場占有率が50%となった。’30年代にはジェネラル・モータースに抜かれ、組合組織化に反対し、労働者から非難を受けた。天才的だが独裁的な19世紀型の企業家最後の一人と言われた。’45年に引退し、孫のヘンリー・フォード2世に譲った。
ヘンリー(2世) フォード
Henry Ⅱ Ford
1917.9.4 - 1987.9.29
米国の実業家。
フォード・モータース社長。
デトロイト生まれ。
祖父はフォード・モータースの創設者で、父が早くに死去したので1945年に2代目社長に就任した。経営改革を断行して、会社を立て直した。’56年には株式も公開している。’60〜80年は会長を務め、’53年には国連総会代表代理にもなった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報