ベネチアンブラインド(その他表記)Venetian blind

翻訳|Venetian blind

デジタル大辞泉 「ベネチアンブラインド」の意味・読み・例文・類語

ベネチアン‐ブラインド(Venetian blind)

《Venetianは、ベネチア風の、の意》日よけブラインドの一。水平ルーバーの操作で日照量を調節する。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「ベネチアンブラインド」の解説

ベネチアンブラインド【Venetian blind】

金属プラスチックの薄く横に細長い板を、板の幅より少し狭いくらいの間隔で重ねるように何枚も紐(ひも)でつなぎ、窓の内側などに上から吊るして日よけや目隠しとするブラインド。板の角度を変えて明るさを調節でき、使わないときは板をぴったり重ねて窓の上部に引き上げておく。ふつう、単に「ブラインド」というとベネチアンブラインドをいうことが多い。◇「ベネチアン」は「ベネチア風の」という意。「ベネシャンブラインド」「ベネツィアンブラインド」ともいう。⇒ブラインド

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改訂新版 世界大百科事典 「ベネチアンブラインド」の意味・わかりやすい解説

ベネチアン・ブラインド

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のベネチアンブラインドの言及

【カーテン】より

…ベルサイユ宮殿のルイ15世の居室にも華麗なダマスク織の目隠しカーテンが設備されていた。また,いわゆるベネチアン・ブラインドVenetian blindは16世紀末にフランスで簡単な構造のものが考案され,ジャルジーjalousie(通風格子)とよばれたが,18世紀中期にはしだいに改良が加えられ,アメリカでベネチアン・ブラインドと名づけられ,西欧各地にも普及した。以上のような経過をたどって西欧では18世紀後期までにカーテンとブラインドの形式がほぼ整えられたのである。…

【ブラインド】より

…建築開口部の日よけ,調光,目隠しなどのための建具,造作。古くからのものでは,葭簀(よしず),すだれ,明り障子,格子,鎧(よろい)戸,ベネチアン(ベネシャン)・ブラインドVenetian blindなどがあり,近代になると,スプリングを利用して巻き上げるローラー・シェードroller shade,ベネチアン・ブラインドを二重ガラスの間にはさんだものなど,さまざまな新形式が考案されている。このような撤去・移動の可能なものではなく,恒久的に建築本体に組みこんだ日よけ装置のほうは,ブリーズ・ソレイユbrise‐soleil(建築家ル・コルビュジエの命名)と呼んでいる。…

※「ベネチアンブラインド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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