ベルシャザル(その他表記)Belshazzar

翻訳|Belshazzar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルシャザル」の意味・わかりやすい解説

ベルシャザル
Belshazzar

[生]?
[没]前539頃
新バビロニア帝国の副王。バビロニア名ベル=シャルウシュルナボニドス長男父王のアラビア滞在中,副王としてバビロンに封じられ,国事を託されたが,前 539年アケメネス朝ペルシアの将軍ゴブリュアスにバビロンを落され,自害した。ダニエル没落を予言した王として有名 (ダニエル書5章) 。旧約聖書だけで知られていたが,1854年バビロンで彼に関する碑文が発見された。

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世界大百科事典(旧版)内のベルシャザルの言及

【ヘンデル】より

… ヘンデルのオラトリオは1740年から41年のシーズンまではオペラのシーズンの途中で演奏されていたが,43年以後彼はこれらを四旬節の期間に限り,オラトリオによる新しいシーズンを設営することによって,もっぱらオラトリオに集中することになった。《ヘラクレス》や《ベルシャザル》(ともに1745)は彼のオラトリオのピークをなすが,《ユダス・マカベウス》(1747)は政治的な事件を背景として大成功を収めた。四旬節オラトリオと並んで,ヘンデルは50年以後ロンドンの捨子養育院において《メサイア》をはじめとするオラトリオを演奏しつづけ,その慈善演奏は彼のオラトリオをイギリス社会に定着させる結果をもたらした。…

※「ベルシャザル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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