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第三者のためにする契約 だいさんしゃのためにするけいやく

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大辞林 第三版の解説

だいさんしゃのためにするけいやく【第三者のためにする契約】

当事者の一方が、当事者以外の者(第三者)に対して直接債務を負担することを、契約の相手方に約束する契約。例えば、親が子を受取人として行う生命保険契約等。 → 諾約者要約者

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

だいさんしゃのためにするけいやく【第三者のためにする契約】

たとえば,売買契約において,買主Bが売主Aの依頼により,代金をA自身にではなく第三者Cに支払うべきことをAに約束することがある。この場合,Bは,Cに対し直接に債務を負担すべきことをAに約束することになる。このように,契約(売買に限らない)の当事者の一方が,第三者に対して直接に債務を負担することを契約の相手方に約束するのを〈第三者のためにする契約〉という(民法537~539条)。〈第三者のためにする契約〉は独立の契約類型ではなく,売買その他の契約において,その効果たる権利の一部が第三者について発生する特殊の態様にすぎない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

第三者のためにする契約
だいさんしゃのためにするけいやく

契約当事者の一方(諾約者)が他方当事者(要約者)に、第三者(受益者)に対して直接に債務を負担することを約する契約(たとえば、甲が丙に対して建物を贈与することを乙に約束するなど)。この場合の第三者の権利は、第三者が諾約者に対して契約の利益を享受する意思を表示したときに発生し(民法537条2項)、債務者に対して直接に給付を請求することができる(同条1項)。ただし、保険、郵便年金、信託のような特別の場合には、法律によって受益の意思表示は不要とされている。第三者のためにする契約がなされて、第三者の権利が発生したのちは、当事者(要約者、諾約者)はこれを変更、消滅させることができない(同法538条)。[淡路剛久]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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