20世紀西洋人名事典 の解説
ベルンハルト・フォン ビューロー
Bernhard von Bülow
1849 - 1929
ドイツの政治家,外交官。
元・ドイツ帝国宰相,元・イタリア大使。
1873年駐イタリア大使、1897年外相を経て、1900年帝国宰相。皇帝ウィルヘルム二世の信任を得て、国内では「結集政策」によって支配階級の結束をはかり、対外的に活発な「世界政策」を推進した。このため、英仏との対立が激化、ドイツの孤立化脱出のため、’05年モロッコ事件を引き起こすが失敗に終わる。増大する軍事費調達のため財政改革を試みたが、議会の反対により挫折。また、皇帝の信頼も失って’09年に失脚した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報