20世紀西洋人名事典 「ベンジャミンブリトゥン」の解説
ベンジャミン ブリトゥン
Edward Benjamin Britten
1913.11.22 - 1976.12.4
英国の作曲家。
サッフォーク州生まれ。
父は歯科医、母は合唱団の幹事で、13才でブリッジに師事し、作曲の才能を示し、ロンドン国立音楽院を最優秀で卒業した。マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクらに私淑し、「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」(1937年)のザルツブルク音楽祭での初演、「イルミネーション」(’39年)で世界的に知られるようになった。オペラ「ピーター・グライムス」(45年)、「ルクリーシアの凌辱」(’46年)、「真夏の夜の夢」(’60年)などが特に有名で、日本の能「隅田川」をヒントに得た「カリュー・リヴァー」(’64年)も上演回数が多い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報