デジタル大辞泉 「ペレスラブリザレスキー」の意味・読み・例文・類語 ペレスラブリ‐ザレスキー(Pereslavl'-Zalesskiy/Переславль-Залесский) ロシア連邦西部、ヤロスラブリ州の町。首都モスクワの北東約140キロメートル、プレシチェーボ湖南東岸に位置する。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。12世紀半ば、ユーリー=ドルゴルーキーが要塞を築き、14世紀初頭までペレスラブリ公国の首都が置かれた。13世紀にモンゴル帝国の侵略を受け、14世紀初頭にモスクワ公国に併合された。ピョートル1世が少年時代に自前のボートを艦隊と称して湖に浮かべて遊んだことから、のちのロシア海軍の発祥地とされる。ゴリツキー修道院やスパソプレオブラジェンスキー教会などの歴史的建造物があるほか、18世紀から19世紀にかけての古い街並みが残っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペレスラブリザレスキー」の意味・わかりやすい解説 ペレスラブリザレスキーPereslavl'-Zalesskii ロシア西部,ヤロスラブリ州の都市。州都ヤロスラブリとモスクワを結ぶハイウェーに沿い,両市のほぼ中間に,プレシチェエボ湖に面して位置する。 1152年ロストフ=スズダリ公ユーリー・ドルゴルーキーによって建設された古都で,75年から 1302年までペレヤスラブリ公国の首都がおかれ,15世紀まではペレヤスラブリ Pereyaslavl'と呼ばれた。 12世紀建造のスパソ=プレオブラジェンスキー大聖堂をはじめ,トロイツキー=ダニイル,ニキツキー,ゴリツキー各修道院など歴史的建築物が残っている。現在,化学,繊維,縫製などの工業が立地する。ピョートル1世博物館がある。人口約3万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by