20世紀西洋人名事典 「ペーターローゼッガー」の解説
ペーター ローゼッガー
Peter Rosegger
1843 - 1918
オーストリアの小説家。
アルプル(シュタイアーマルク州)生まれ。
独学で教養を身につける。彼の郷土文学は方言に彩られ、19世紀の村物語の伝統に結び付き、アンツェングルーバーの写実主義を手本に、地域社会の習慣や信仰を破壊していく近代化の問題を取り上げる。「林間学校長の手記」(1875年)、自伝的作品「森のふるさと」(1877年)、「最後の人ヤーコプ」(1888年)、「永遠の光」(1897年)など多数の作品があり、真の自然人で写実的で教育的な傾向を持つ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報