普及版 字通 の解説
13画
[字訓] はねかざり・まもる・やすんずる・しげる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は保(ほ)。〔説文〕一下に「艸のんなる皃なり」とする。また羽のように呪飾とする意があり、〔史記、趙世家〕「衣(き)するにを以てす」とは保衣・保呂のように「被(かず)く」もの、またなどの呪飾をいうことがある。保の声義を承ける字で、草盛の義に用いた古い用例はない。
[訓義]
1. はねかざり、呪飾、呪衣、ほろ。
2. まもる、やすんずる、たもつ、たいらか。
3. かくす、つつむ、おおう。
4. しげる、草がしげる。
5. 宝と通じ、たから。
6. 堡(ほ)と通じ、とりで。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 止万(とま)
[語系]
・保puは同声。保の意味をもつ呪飾の類をといった。はまた(茂)・楙・muと声義の関係があり、茂盛の意に用いる。
[熟語]
頤▶・愛▶・衛▶・蓋▶・亀▶・塞▶・祀▶・蔵▶・大▶・▶・命▶・宮▶・光▶・車▶・守▶・真▶・▶・養▶・和▶
[下接語]
羽・麾・翠・雉・・幡・文・芳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報