ほい(読み)ホイ

デジタル大辞泉 「ほい」の意味・読み・例文・類語

ほい

[感]
物を担いだり、動かしたり、手渡したりするときの掛け声。「えっさほいさっさ」
気安く引き受けるときに発する声。「ほいきた、どっこい」
失敗落ち度に気づいたときに発する語。
「そんなら俺が矢ではなかったか。―」〈伎・小袖曽我
軽く応答するときに発する語。
「『あい、まだ遣ひやせん』『―、あのまんまか』」〈滑・浮世床・初〉
[類語](4ほいほいはいはいはいはあはっうんうんうんええ

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精選版 日本国語大辞典 「ほい」の意味・読み・例文・類語

ほい

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 物を担いだり引いたり押したりする時に発する語。
    1. [初出の実例]「ホイといひながら身を退て除やうとすると」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)二)
  3. 失敗に気づいた時、事の意外さに驚いた時に発する語。
    1. [初出の実例]「扠はしうとはかたきと一みほい。はっと思へば、むねせまり」(出典:浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)四)
  4. 軽く応答する時に発する語。
    1. [初出の実例]「『残りをはらふて下さい』『ホイ今やりませう』」(出典:咄本・聞上手(1773)掛乞)
  5. 人に呼びかけて注意を促したりする時に発する語。
    1. [初出の実例]「ほい、用心しろよ、血が飛ぶぜ」(出典:肉体の門(1947)〈田村泰次郎〉)

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普及版 字通 「ほい」の読み・字形・画数・意味

】ほい(ゐ)

がまと、あし。〔楽府詩集、漢鐃歌(どうか)、戦城南〕水深くして激激たり 冥冥たり 梟騎(けうき)は戰鬪して死し 駑馬(どば)は徘徊して鳴く

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【黼】ほい

ぬいとりのある風。〔書、顧命〕狄(てき)(楽官)、黼衣綴衣(ていい)を設く。

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頤】ほい

保養する。

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衣】ほい

粗服

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ほい」の意味・わかりやすい解説

ホイ
Khvoy

イラン北西部,西アゼルバイジャン州の都市。州都オルミエの北約 110kmに位置する。商業の中心地であるが,トルコアルメニアとの国境に近く,軍事的にも重要視されてきた。 19世紀に要塞化され,1911年にはトルコ軍,続いて 17年までロシア軍に占領された。広く整然とした町並みで,モスク煉瓦建てのバザール,りっぱな隊商宿,公園などがあり,要塞は破壊されて残っていない。周辺は水利のよい農業地帯で,灌漑農業がきわめて進み,穀物と果物を産する。周囲の丘陵は樹木がなく,用材用としてポプラが栽培されている。人口 13万 7885 (1991) 。

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世界大百科事典(旧版)内のほいの言及

【オークニー[諸島]】より

…約70の島からなり,総面積974km2,人口2万(1995)。本土とは最狭部で幅10kmのペントランド湾によって分離され,主島のメーンランド(ポモナ)島のほか,ホイ島,サンデー島,ウェストレー島など約20の島に住民がいる。ホイ島を除いて全般に低平で,肥沃な砂質ロームがおおい,また海洋性の温和な気候のため,集約的農業が営まれ,肉牛,鶏卵,羊毛,大麦などを本土へ送り出す。…

※「ほい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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