鎧(よろい)の背にかけて流れ矢を防ぎ,あるいは装飾にした袋状の布。〈母衣〉〈保侶〉とも書き,保呂衣(ほろぎぬ),懸保呂(かけぼろ),保呂指物(ほろさしもの),矢保呂の別がある。保呂衣は戦袍(せんぽう)であり,《三代実録》には870年(貞観12)に調布をもって保呂衣1000領を調製したことが伝えられている。懸保呂は騎兵の鎧の背にかけて長く引く幅広の布のことで,平安時代の末ころから用いられるようになった。5幅5尺,7幅7尺,8幅8尺というように,もっぱら方形で,ひだを設けて狭くたたみ,上部に懸緒(かけお)をつけて鎧の綿上(わだかみ)から前にまわして高紐(たかひも)にかけて結びつけた。これに対して室町時代の末に出現した18段,21段という大保呂は指物(旗指物)の一種となり,風にふくらむ形象を示すために竹などで籠(かご)のように仕立てた保呂串(ほろぐし)を設け,具足の背にとりつけるようになった。矢保呂は雨湿炎乾に備えて箙(えびら)にさした矢の上からかぶせた袋をいい,ときには空穂(うつぼ)の上にも用いた。
執筆者:鈴木 敬三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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