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保呂 ほろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

保呂
ほろ

母衣とも書く。武士が装飾を兼ねて流れ矢を防ぐために用いた武装の際の補助具。馬に乗った武士が鎧の背から長い布をなびかせるようにした懸 (かけ) 保呂 (平安時代末期) ,風にふくらんだ形にみせるために籠を布で包んだ保呂指物 (室町時代) などがある。また (えびら) に差した矢羽根を雨などから防ぐためにおおう袋を矢保呂といったが,これを単に保呂と呼ぶ場合もあった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほろ【保呂】

鎧(よろい)の背にかけて流れ矢を防ぎ,あるいは装飾にした袋状の布。〈母衣〉〈保侶〉とも書き,保呂衣(ほろぎぬ),懸保呂(かけぼろ),保呂指物(ほろさしもの),矢保呂の別がある。保呂衣は戦袍(せんぽう)であり,《三代実録》には870年(貞観12)に調布をもって保呂衣1000領を調製したことが伝えられている。懸保呂は騎兵の鎧の背にかけて長く引く幅広の布のことで,平安時代の末ころから用いられるようになった。

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大辞林 第三版の解説

ほろ【保呂】

「保呂羽ほろば」の略。 「 -の風切りはいだる矢負はせて/平家 4

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