ホモジナイザー(英語表記)homogenizer

改訂新版 世界大百科事典 「ホモジナイザー」の意味・わかりやすい解説

ホモジナイザー
homogenizer

固体液体塗料など),液体と液体(ミルクなど)の2相流に激しい機械的作用を加えて,均一で安定したサスペンションをつくる機械装置総称。高速の回転羽根の強いかくはん(攪拌)作用を利用する方法,高圧流体を狭いギャップを通して流し,その際受ける強いせん(剪)断作用を利用する方法などがある。超音波を用いる分散機もこのなかに含めることができる。また湿式の微粉砕機の多くはホモジナイザーとして用いることができ,とくにコロイドミル,かくはん粉砕機,ときには振動ミルなどもホモジナイザーとして利用される。
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百科事典マイペディア 「ホモジナイザー」の意味・わかりやすい解説

ホモジナイザー

不溶性物質(液滴や軟質固体)を微粒化し,液中に均一に分散させて安定な懸濁液を作る装置。作用や構造コロイドミルに似るが,分散を主目的にするときホモジナイザーと呼ぶ。食品化学工業使用
→関連項目牛乳

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栄養・生化学辞典 「ホモジナイザー」の解説

ホモジナイザー

 (1) 組織細胞などの試料を均一にすり潰す道具.刃を使うもの,ガラスの筒などの内壁にぴったりとつく球や筒を入れて壁との間ですり潰すタイプのものなど,種々の方式がある.(2) 牛乳を均質化する装置.脂肪球を小さくしてクリームが浮くのを防ぐ.

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