化学辞典 第2版 の解説
ホルムアルデヒドジメチルアセタール
ホルムアルデヒドジメチルアセタール
formaldehyde dimethyl acetal
dimethoxymethane.C3H8O2(76.09).CH2(OCH3)2.メチラールともいう.パラホルムアルデヒドを少量の硫酸の存在下でメタノールと加熱すると得られる.無色の液体.融点-105 ℃,沸点41~42 ℃.0.8593.1.3589.揮発性.ほとんどの有機溶媒に可溶.クロロホルムに似た臭気を有する.ヨウ化水素と反応してヨウ化メチルとホルムアルデヒドになる.溶剤,香料,有機合成などに用いられる.肝臓や腎臓障害の原因になるほか,高濃度では催眠性がある.[CAS 109-87-5]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報