ボッロメオ宮殿(読み)ボッロメオきゅうでん

世界の観光地名がわかる事典 「ボッロメオ宮殿」の解説

ボッロメオきゅうでん【ボッロメオ宮殿】

イタリア北西部、スイス国境近くにあるマッジョーレ湖に浮かぶ小島ベッラ島(長さ320m、幅180m)を敷地とした宮殿。15世紀頃からこの一帯を支配していたボッロメオ家によって17世紀後半から18世紀に建てられたバロック様式の宮殿で、内部にはビザンチン様式、フランス・ロココ様式を取り入れた部屋があり、ティエポロジョルダーノなどの天井画や壁画大理石彫刻のほか、陶磁器タペストリー、人形のコレクションなどが置かれている。また、多くの植物や珍しい花々が咲く庭園がある。ミラノから特急列車で1時間、ワインやトリュフの名産地として知られる町ストレーザ(Stresa)が観光の拠点となる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android