20世紀西洋人名事典 「ボフスラフマルティーヌ」の解説
ボフスラフ マルティーヌ
Bohuslav Martinů
1890.12.8 - 1959.8.28
チェコスロバキアの作曲家。
元・プリンストン大学客員教授。
ポリチカ生まれ。
プラハ音楽院でヴァイオリン、作曲をスークに師事。1913〜23年チェコ・フィルハーモニー交響楽団バイオリン奏者。’23〜40年パリに定住し、フランス現代音楽に共鳴して、大規模な管弦楽曲「騒動」(’26年)を発表。’38年スイスに移住し、’41年以降アメリカに定住した。’48〜49年プリンストン大学客員教授。’55〜56年カーティス音楽学校で教鞭を取る。戦後一時プラハ音楽院で作曲を教え、その後ヨーロッパに住みスイスで死去。新古典主義とフランス後期印象主義とが民族主義的なものと結びついた作風を持つ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報