20世紀西洋人名事典 「ボリスパパンドプロ」の解説
ボリス パパンドプロ
Boris Papandopulo
1906.2.25 -
ユーゴスラビアの作曲家,指揮者。
ライン地方のバード・ホネフ生まれ。
ザグレブ音楽アカデミーでベルサに作曲を学んだ後、ウィーン音楽アカデミーでフォックに指揮を学んだ。戦前は「クラリネット五重奏曲」(1940年)や、合唱曲、オペラを書いて指導的役割を果たし、戦後は巧みな管弦楽法で独自の作品を作り出した。バレーには12音技法を使った「ベアトリーチェ・チェンチ」(’59年)、カンタータには「クネシュポリカの母、ストヤンカ」(’50年)、’70年以降はバロック風な様式を採り入れた「バッハをたたえて」(’73年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報