ボーイングB-29(読み)ボーイングビーにじゅうく(その他表記)Boeing B-29 Superfortress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボーイングB-29」の意味・わかりやすい解説

ボーイングB-29
ボーイングビーにじゅうく
Boeing B-29 Superfortress

第2次世界大戦中のアメリカ合衆国の戦略爆撃機。大戦前の 1940年にボーイングによって開発が始まり,1942年に初飛行,1944年6月から参戦した。最初はインドの基地からタイのバンコクを攻撃,10日後には日本本土を空襲した。 11月からはマリアナ諸島に基地を置いて日本空襲を強化する。そして 1945年8月6日と9日,エノラ・ゲイボックスカーと名づけられた2機のB-29がそれぞれ広島と長崎原子爆弾を投下した。エノラ・ゲイは現在,ワシントン・コロンビア特別区郊外のダレス空港にあるワシントン国立航空宇宙博物館に展示されている。B-29の特徴は,排気タービン過給機つきのエンジンをもって成層圏を飛び,機内が与圧されていたことである。エンジンがライトR-3350 (2200馬力) 4,乗員 11,全長 30.18m,全幅 43.05m,総重量 64t,最大速度時速 576km,上昇限度1万 2500m,航続距離爆弾 7tを搭載して 6100km。武装は 12.7mm機関銃 12,爆弾搭載量約 9t。 1946年までにボーイング,ベル,マーティンの各社により 3970機が生産された。

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